〔2025/4/25〕トゥモロー・ネット、CAT.AIマルチAIエージェントを発表

 トゥモロー・ネット(本社:東京都品川区、李昌珍社長)は、複数のAIエージェントが連携してタスクや問合せを自動化するマルチAIエージェント機能を実装した、AIコミュニケーションプラットフォーム「CAT.AI」の最新バージョンを2025年7月に提供開始することを発表した。
 近年のカスタマーサービス市場は、慢性的な採用難やテクノロジーの発展を背景に、AIを活用した顧客体験の向上や業務効率の改善が求められている。
 同社では、サービスの提供者/利用者双方がいかにストレスや手間なく問い合わせを解決できるか=「エフォートレス(Effortless)な体験」を設計できるかが顧客満足度の向上につながると考え、CX(顧客体験)デザインを重視したAIサービスの開発・提供に取り組んでいる。
 今回発表するマルチAIエージェントは、業務用途に応じて専門性を持つ複数のAIエージェントが役割に応じて、情報収集・判断・応答などの機能を分担して動作するもので、ユーザーからのリクエストに対して、指令役となるリードエージェントが各エージェントの動作を制御・連携させてタスクの並行処理ができる。
 シングルエージェントでは対応が難しい複雑な業務にも柔軟に対応できようになるため、問い合わせ業務における回答幅を広げ、AIによる自動化システムの運用を簡素化し、業務効率化およびスムーズで分かりやすい顧客体験を促進する。
 CAT.AIのマルチAIエージェントの特徴は、以下の通りで、用途に応じて、必要なエージェントを組み合わせて使用する。
・Operational AI(タスク実行型)
 選択・解析・判断・作成などタスクを実行するAIエージェント
 <活用シーン>受発注や資料作成など定型業務の指示、データや文章の解析・分析・要約・カテゴライズ
・Generative AI(RAG×LLM型)
 RAG(検索拡張生成)を活用した大規模言語モデル(LLM)と連携した回答を生成するAIエージェント
 <活用シーン>商品情報、書類の検索・回答、FAQ・返信文の作成、ガイドラインに基づいた専門的な回答の生成
・Navigational AI(NLP/ナビゲーション型)
 AI対応完了率最大96%を誇る、ナビゲーション形式で回答サポートや手続きを進めるAIエージェント
 <活用シーン>手続き・予約・照会・変更などのカスタマーサポート業務、情報の聴取・ユーザー情報の特定 など
・Human(有人によるチャット/コール)
 AIエージェントの対応範囲外の業務や、緊急性が高く、人による対応が望ましい対応を行う有人エージェント
 <活用シーン>苦情などの感情的な要素が必要になる対応、AIエージェントのエスカレーション対応
 例えば、損害保険業界では、契約者からの保険金の請求可否に関する問い合わせに対し、Generative AIが規約やFAQを参照して最適な回答を生成する。追加の質問に対してはNavigational AIが必要な情報を収集し、そのままOperational AIが請求手続きをガイドする、といった連携が可能で、ユーザーの多様なニーズに対し一連の流れをマルチAIエージェントで対応できる。また、必要に応じて有人(エージェント:Human)へエスカレーションも行われ、ユーザー体験の最適化を図ることが可能。


PAGE TOP