〔2011/7/7〕ミック経済研究所、マーケティング資料「CRMアウトソーシング市場の現状と展望2011年度版」を発刊

 ミック経済研究所は、CRMアウトソーシング市場とフルフィルメントアウトソーシング市場の実態と中期予測を捉えたマーケティング資料「CRMアウトソーシング(コンタクトセンターサービス)市場の現状と展望2011年度版」を、2011年6月30日に発刊したと発表した。
調査の結果、国内の主要CRMアウトソーサー43社にその他企業の推定値を加えたCRMアウトソーシング(コンタクトセンターサービス)の2010年度の総市場規模は、前年度比101.7%の5884億円であった。2008年9月のリーマンショックに端を発した世界不況の影響を受け、初めてのマイナス成長となった2009年度のコンタクトセンター市場であったが、各テレマエージェンシーの営業努力や一部の好調な業態の設備投資意欲の回復にも助けられ、僅かながらプラスに転じることができた。しかしながら、3月11日に起きた東日本大震災がなければ、市場はもっとプラス側に振れていたであろう。
2011年の4月以降、つまり2011年度の市場はどうなるのか。東日本大震災は2011年度のコンタクトセンター市場にどのような影響を及ぼすのであろうか。結果のみをいうと2011年度はプラス成長が可能であると予測している。また、過去にあった、マイラインやそのたの規制緩和に伴う特需派見込めないため、急激な市場の拡大は見込めないものの、2011年度以降市場は、年平均成長率2.3%で推移し、2015年度には6590億円の市場規模となるものと予測される。

   


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