〔2011/7/11〕テレコメディア、香川県内で訪日外国人向け多言語通訳コールセンターサービスを開始

 テレコメディアは、社団法人香川県観光協会の委託を受け、訪日外国人向け多言語通訳コールセンターサービスを7月1日から開始した。
これは、3月11日に発生した東日本大震災の影響で延期されていた春秋航空による高松~上海間の定期チャーター便の運航を、7月15日より週2便として再開することになったこと受け、中国から香川県への訪日旅行客数が、今後拡大していくことに対応するために香川県観光協会が行った対策の一環。
訪日外国人の増大により、香川県内の商店、宿泊施設、観光施設などからの買い物に関する各種問合せ・県内観光案内、緊急時のエマジェンシーコールなどのコミュニケーションツールとして、コールセンターが開設される。コールセンターの利用に当たっては、事前に社団法人香川県観光協会への登録と、費用の負担が必要。
コールセンターによる通訳サービスを提供することにより、訪日外国人が感じる日本の否定的なイメージの第2位にもあたる「言語障壁」を「バリアフリー化」し、外国人観光客に対して安全・安心を提供する。
問い合わせ対応を行うコールセンターには、3カ国語(中国語、韓国語、英語)通訳オペレーターを配置し、コールセンターサービスの質を高める。携帯電話と多言語通訳コールセンターを組み合わせたサービスについては、昨年10月に徳島県において既に実証実験を実施し、サービスの利用者から「必要・便利」との成果を残している。
日本国内の「観光立県」の実現に向けて、多言語通訳コールセンターサービスが求められる中、モバイル端末も使えるコールセンターを活用した訪日外国人の滞在支援という新たなサービスを展開する。観光協会とテレコメディアは、本施策を皮切りに協力して本サービスの継続提供及び香川県内の外国人観光客に対して安全・安心を提供するサービスの提供を目指した活動を行っていく予定。


PAGE TOP