〔2025/7/15〕カラクリ、GENIAC 第3期採択で日本特化型オムニモーダルAIエージェントの開発を加速
カラクリ(本社:東京都中央区、小田志門社長)は、経済産業省およびNEDOが協力して実施する生成AI開発支援プログラム「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」第3期に引き続き採択されたことを発表した。
本プロジェクトでは、日本のカスタマーサポートの現場に特化した「オムニモーダルAIエージェント」の開発を推進し、深刻化する人材不足と業務効率の課題解決を目指す。
カラクリはGENIAC 第2期において、日本語の指示で日本語GUIソフトウェア(デスクトップアプリの顧客管理システムやWebブラウザベースのメーラーアプリなど)を操作できる「コンピュータ操作エージェント」を開発し、その高い日本語画面認識性能と実用化への検証を開始している。また本モデルは、AWS Trainiumを用いて開発された公開事例の中では世界初のQwen2.5 VL大規模Vision Languageモデルになる。
GENIAC第3期では、この技術をさらに進化させ、「音声」に対応したオムニモーダル化を目指す。カスタマーサポートの現場では依然として電話が多くのリソースを占めており、音声による高精度な情報取得と操作が不可欠。
顧客の音声入力から情報を聞き取り、コンピュータを操作して顧客対応を完遂する。単なるボイスボットに留まらず、人間オペレーターと顧客の会話をリアルタイムで聞き取り、関連情報の画面提示、やり取りの要約、ラベル付け、情報変更手続きなどの「アフターコールワーク」業務を自動化することで、オペレーターの業務負担を大幅に軽減する。
従来のプロンプト記述に代わり、新人オペレーターを教育するように、画面を操作しながら口頭で説明するだけでAIエージェントが学習・活動する未来を実現する。これにより、AI導入・運用の障壁を大幅に引き下げる。
CUA(Computer Using Agent)技術により画面を見て操作するエージェントとして動作。既存システムの改修なしに、そのまま連携が可能。
カラクリは、本プロジェクトを通じて、AIエージェントがカスタマーサポートの未来を大きく変え、人材不足の解消と生産性向上に貢献することを目指す。