〔2025/8/14〕インバウンドテックと日本旅行、DXとAIを活用した事業推進に向けた業務提携契約を締結

 インバウンドテック(本社:東京都新宿区、東間大社長)と日本旅行(本社:東京都中央区、吉田圭吾社長)は、両社の事業基盤と先進技術を融合させ、新たな価値創出を目指すため、2025年8月14日に業務提携契約を締結したことを発表した。
 日本旅行が持つ観光業の知見や広範な顧客基盤と、インバウンドテックが保有するAI技術を活用した多言語対応力やDX推進のノウハウを融合させることにより、インバウンド領域をはじめとする各事業分野で、高品質かつ利便性の高いサービスを提供することを目的とする。本提携を通じて、顧客対応の高度化や業務効率化を実現し、顧客の満足度向上と両社の企業価値向上を目指す。日本旅行は、2025年3月28日にインバウンドテックの株式を取得しており、本提携は両社の連携を一層強化するもの。
 両社は、以下の領域において協業を進める。
・インバウンド事業
 インバウンドテックが持つ24時間365日対応の多言語コンタクトセンターとAI多言語自動翻訳システムを活用し、訪日外国人旅行者向けのサービスを拡充する。AIチャットボットやCRMシステムなどの最新技術を導入し、問い合わせデータを分析することで、サービス改善に繋がる具体的な提案を共同で行う。
・教育事業
 教育旅行の積立金管理システムに関する問い合わせ対応において、AIチャットボットを導入し、24時間365日の自動応答を実現する。これにより、保護者や学校関係者の利便性を高める。
・コーポレート事業(製薬業界向け)
 製薬業界に特化した営業支援システムをAIの活用により共同開発する。MR(医薬情報担当者)からの講演会に関する問い合わせなどにAIチャットボットが対応することで、電話対応時間を削減し、営業担当者がより専門的な業務に集中できる環境を整備する。製薬業界の対応マニュアルなどの情報をAIで高精度に検索できるシステムを活用し、業務効率化と対応品質の向上を図る。
・公務・地域事業(BPO業務)
 インバウンドテックが保有するAI技術を活用した高度なコールセンター機能を活かし、自治体の業務効率化や住民サービスの向上に貢献するBPO事業を共同で推進する。


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