〔2011/8/31〕OKI、コールセンターシステム「CTstage 5i for IPstage」を販売開始
OKIは、コールセンターシステム「CTstage 5i」(以下、「CTstage」)の中規模オフィス連携パッケージ「CTstage 5i for IPstage」(以下、「CTstage for IPstage」)の販売を開始した。CTstage for IPstageは、CTstageと中小規模オフィス向けIPテレフォニーシステム「IPstage EX300/MX」(以下、「IPstage」)を連携させることで、オフィス電話システムとの統合環境を構築するとともに大幅なコスト削減を行い、従来より約30%価格を抑えた製品。価格は、100席モデルで3600万円から。本パッケージを利用することにより、オフィス電話と高度に連携した200席までの本格的コールセンターを低価格で導入することが可能となる。
昨今のコールセンターシステムの企業導入において、コールセンター業務のみならずオフィス電話業務を組織的に活用することも含め、企業リソースの効率化を同時に推進したいという要望が多くなってきた。また、200席までの比較的中規模なコールセンターシステム市場においては、市場価格の低下とともに、導入コスト低減に対する要望は、さらに強くなっている。CTstage for IPstageは、これらの要望を受け、本格的なコールセンター機能を1台のサーバで提供できるCTstageをベースとして、複数拠点に分散したIPstageと連携することにより、コールセンターとオフィス電話システムの統合環境を実現する商品として、中規模コールセンター市場向けに開発したもの。
今回のCTstage for IPstageの代表的な構築例としては、複数拠点の問い合わせ電話を電話集中受付センターに自動転送する受電集中システムがあげられる。CTstage for IPstageと複数拠点のIPstageとの連携機能により、各拠点のIPstageから、問い合わせの着信を電話集中受付センターのCTstageに転送することができる。また、それ以外の着信については、各拠点のIPstageに一般着信させるといった運用も可能となる。さらに、電話集中受付センターへの問い合わせを関連部門にエスカレーションするなど、相互に連携した対応も可能。