〔2026/5/22〕イー・ガーディアン、コールセンター事業のアウトソーシングコミュニケーションズを子会社化
イー・ガーディアン、アウトソーシングコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区、澤田隆社長、以下、OSCOM社)のコンタクトセンター事業を対象とした株式を取得し、完全子会社化することを目的とした株式譲渡契約を締結したことを発表した。なお、実際の株式取得(完全子会社化)は2026年6月1日を予定している。
本件により、同社が推進する次世代型モデル「AI-BPO」をさらに進化させ、未開拓領域である次世代型AIアウトバウンドコール市場への本格参入を目指す。
イー・ガーディアンは、総合ネットセキュリティ企業として投稿監視、本人確認、広告審査、ソーシャルリスニング、サイバーセキュリティなど、インターネット世界の安心・安全を実現するべく、ネットセキュリティに関するあらゆる課題をワンストップでサポートしている。昨今では、市場における生成AI技術の発展を受け、AI技術を活用したITソリューション開発にも注力している。
同社はこれまで蓄積してきた膨大な運用データやオペレーションノウハウにAIと人の付加価値を掛け合わせた次世代型モデル「AI-BPO」を構築している。これを既存の事業領域である風評調査や投稿監視、カスタマーサポートなどのビジネスプロセスに実装することに加えて、バックオフィス、セキュリティ/ネットワーク管理、セールス/マーケティングなどの領域に拡大することにより、労働集約型からの脱却を図るとともに、すべての企業が自社の価値創造に専念できる世界を実現することをビジョンに掲げている。
このビジョンを実現する戦略的布石として着目したのが、約1兆円規模とされる国内コンタクトセンター市場のアウトバウンド領域。同領域は人海戦術による競争が激化する一方、日本市場特有の「機械的な音声や自動応答に対する心理的な抵抗感」が障壁となり、欧米に比べAI導入が著しく遅れている。
同社は、現在の「AIを活用できる領域と人が対応すべき領域を見極め、両者をシームレスに連携させる高度なオペレーション基盤が確立されていない現状」こそが大きな要因であり、この課題解決が最大のビジネスチャンスであると捉え、本市場への本格参入を決断した。
この未開拓領域を開拓するため、顧客に寄り添った柔軟なコミュニケーションで高い実績を持つOSCOM社をグループに迎えるための契約を締結した。同社の持つ「有人対応の卓越したスキル」こそが、同社の独自AIモデルを実装・学習させるための最も親和性が高い最適な土壌であると判断している。同社の膨大な対話データや「AI戦略統括部」の技術的知見と、OSCOM社の専門的ノウハウを融合させることで、他社の追随を許さない「AI×人」の次世代モデルを最短距離で構築する。
➀短期的なシナジー
・相互の顧客基盤を活用したクロスセルの推進
両社の既存顧客に対するソリューションの相互提供により、早期の売上高拡大を図る。
・インバウンド、アウトバウンドのリソース共有による利益率改善
両社のオペレーションリソースを共通化することで、リソース稼働率を最適化し、グループ全体の利益率を向上させる。
➁中長期的な取り組み
・「抵抗感ゼロ」を目指す独自AI活用モデルによる成約率向上
単なるスクリプトの読み上げではなく、顧客属性や感情・文脈に配慮した高品質な対話を実現し、成約率の最大化を図る。
・売上が伸びるほど利益率が改善する、高収益モデルへの転換
顧客データの蓄積が進むほど、売上と人件費が非連動となり、限界利益率が継続的に向上する。
同社はこの挑戦を足掛かりにして「AI-BPO」領域におけるマーケットリーダーとなり、顧客の価値創造に貢献するとともに、同社グループの中長期的な企業価値の最大化を実現していく。