〔2011/10/3〕GMOクラウド、米国Desktone社と技術提携し、仮想デスクトップサービスを提供開始

 GMOインターネットグループのGMOクラウドは、米国Desktone社と技術提携し、仮想化されたデスクトップ環境をセキュアなクラウドサービスとして提供するDaaS(Desktop as a Service)、「IQcloud Desktop」の申込受付を開始した。サービスの提供は、10月27日より開始する。
IQcloud Desktopは、米国で利用者数が1万名以上という実績を持つDesktone社の仮想化デスクトップ管理ツールをGMOクラウド社のクラウドサービスで構築した仮想基盤で提供するDaaSサービスで、1ユーザーあたり1日70円からという低価格で利用できる。IQcloud Desktopを利用することで、PCやiPadなどのタブレット端末から、VPN接続や閉域網などによる高い安全性のもとでクラウド上に格納されたデータへアクセスでき、また社内でも社外でもアクセス元に関わらず、デスクトップ環境と同等の作業が可能になる。
IQcloud Desktopの導入メリット以下のとおり。 
(1)情報漏えいのリスクを軽減 
万が一端末を紛失してしまった場合でも、データは端末で保有せずにすべてクラウド上に格納しているため、企業の 顧客情報や機密情報などが漏えいするリスクを軽減することができる。顧客情報を取り扱うコールセンターやオペレーションセンター、常に強固なセキュリティ環境でのアクセスが求められる金融機関・保険会社に最適。

(2)高い安全性で社外からでも会社のデスクトップ環境を実現 
社外からでも高い安全性のもとで会社のファイルサーバや業務アプリケーション、社内ネットワークなどへアクセス可能なため、出張先や在宅からでも会社内にいるときのように勤務が可能です。また、災害時など従業員が会社へ出勤できない状況下でも業務を継続させる、BCP対策に有効。

(3)搭載アプリケーションの一括管理が可能 
クラウド上で利用アプリケーションの一括管理ができるため、企業だけでなくクライアントPCを大量に保有し、新規にPCの導入や入れ替えが発生する大学や専門学校などでの機器の運用・管理の効率化やコストの削減を実現。

(4)古くなったPC機器をシンクライアントとして有効利用することで経費削減 
アプリケーションの稼働やファイルの処理などはクラウド側で行うので、端末は必要最低限の機能のみのPCや、古くなったPCをシンクライアント端末として有効利用が可能。研修センターのように、PCの利用台数が期間により変動する企業においては、経費削減の実現に最適。

(5)サーバ構築の初期投資の削減やスピーディなサービスインを実現 
ITシステムを自社で「所有」せずに、「必要なときに必要なだけ利用する」クラウドを活用することで、時間やコストをかけずにサービス導入が可能。また初期投資コストをかけずにスモールスタートしたい場合に最適。


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