〔2011/11/15〕野村総研、予測機能と自動考察機能搭載を搭載した「TRUE TELLERテキストマイニング Ver.8.0」を発売

 野村総合研究所は、コールセンターやソーシャルメディアを通じて集まる多量のテキストデータの分析システムをバージョンアップし、「TRUE TELLERテキストマイニング Ver.8.0」として、12月1日に発売する。
今回のバージョンアップのポイントは、顧客や市場の動向について、将来の変化方向を予測して、分析結果の解釈を自動的に行う新機能を搭載したことと、大容量データの高速処理を可能にした点。
「ビッグデータ時代」と呼ばれる昨今、企業はコールセンターの問い合わせ履歴や、ブログをはじめとするソーシャルメディアなどから収集されるさまざまなテキストデータを分析して、いち早く今後の市場動向を予想したり、顧客の声(VOC)の変化に気づいて対応することが求められている。しかし、これまでは、過去のデータに基づく傾向は把握できても、将来の動きを予測することは不可能であった。また、データを分析する際には、高度で属人的なスキルや豊富な分析経験が必要とされていた。
同社では、これらの課題に対応し、マーケティング力やリスク管理力の強化を図るために、TRUE TELLERテキストマイニングに新たに“予測機能”を搭載した。これを用いると、過去の循環的な件数の変動規則や最近の増減傾向から、顧客の声に登場するキーワードの増減や顧客満足度評価値の推移について、将来予測を行うことができる。これにより企業は、取り組むべき課題の優先順位を判断しやすくなる。
また、同社がこれまでに培った分析ノウハウを元に、顧客の声の変化点や注目すべき発言個所を指摘し、自動的に該当箇所の特徴やサマリーについてのコメントを付与する“自動考察機能”を搭載した。この機能を用いることで、分析スキルや経験がないユーザーでも、短時間で付加価値の高い報告資料を作成できるようになる。


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