〔2012/1/16〕ベルシステム24、医薬関連サービス本部を3月に分社化
ベルシステム24は、2012年3月1日付けで医薬・医療関連事業を会社分割(簡易新設分割)し、その事業を新たに設立する「ベル・メディカルソリューションズ」に承継すると発表した。
新会社は、資本金1億円。同社常務執行役の佐藤公明氏が代表取締役に就任し、CRO事業を継続して展開するほか、2月から開始する特定保健指導業務も新会社に組み込み、ヘルスケア事業にも参入する予定だ。
ベルシステム24の医薬・医療関連事業は、CRO(Contract Research Organization:医薬品開発業務受託機関)として総合的なサービスを提供し、併せて医薬・医療分野に特化したコンタクトセンターの受託サービスを展開してきた。近年、製薬業界においては、医薬品開発のグローバル化や、これに伴う研究開発費の急増、またジェネリック医薬品市場の拡大など、事業環境が急速に変化している。このような状況のなか、研究開発から販売までの多様な業務を医療と一体化し、かつ迅速に行うためのソリューションが求められている。
同社の医薬・医療関連事業を分社化する目的は、この事業に特化した体制を構築・強化し、迅速な意思決定を行うことにより、製薬企業様、医療機関様の多様なニーズに的確に応えるサービスを提供することにある。独自の人材採用活動や人事・教育制度の導入により、専門性の高い人材を確保、育成し、サービス品質のさらなる向上を図る。