〔2012/1/30〕ナック、顧客数急増に伴う入電数増加に対応するため、香川県三豊市にコールセンターを新設

 宅配水サービス大手のナックは、顧客数急増に伴う入電数増加に対応するため、香川県三豊市にコールセンターを新設すると発表した。1月30日に三豊市役所で調印式を行った。
2002年に同社の新たな事業としてスタートした「宅配水クリクラ」は、数年間で急激に成長し、2010年度には売上高96億円に達している。2011年1月から12月までの1年間の製造本数は1413万本(前年比40.9%増)で、業界最多の年間製造量を記録した。それに伴い、顧客数増加による入電数増加への対応体制の強化と、顧客満足度向上を目的として、新たにコールセンターを開設することになった。また、震災や停電時にも対応できる2拠点体制を実現。2012年4月1日の営業開始を予定しており、開設当初は100人規模の体制で1日に約3000件の対応を見込んでいる。中期的には5000件の入電を見込んでおり、300人規模の雇用創出を計画している。
コールセンター新設にあたり、全国の多数の自治体から誘致要請を受けた。その中で三豊市は、1981年にはすでに環境・エネルギー問題への取り組みを始めていた先駆け的地域であり、毎年市内の全小・中・高校生代表が一堂に会する「みとよ・ヤング・エコ・サミット」を開催し、その活動を世界に向けて発信している。自治体全体の積極的な環境配慮への姿勢、エネルギー問題への取り組みに共感したという。同社は香川県で住宅事業を展開しており、また、自治体から熱心な雇用創出の要請とバックアップ体制の提供があったため、今回の開設に至った。


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