〔2008/9/2〕イオン銀行、国内リテールバンキング初の統合型ワン・トゥ・ワン・マーケティングシステムをSalesforceで実現

 イオン銀行が、勘定系とのデータ連携を含め、窓口業務やコールセンター業務をSaaS型アプリケーション「Salesforce」で一元管理し、 国内リテールバンキングとしては初の統合型ワン・トゥ・ワン・マーケティングシステムを実現したことを、みずほ情報総研とセールスフォース・ドットコムが発表した。
イオン銀行は、「親しみやすく、便利で、わかりやすい銀行」をコンセプトに個人顧客の生活シーンやライフステージごとのさまざまなニーズに応じた金融商品の提案を行うため、窓口やコールセンターにおける高度な顧客対応を実現する情報システムは必須であり、開業に向け、短期間でのシステム構築が求められていた。
金融関連業務における知見・ノウハウを有するみずほ情報総研は、システム構築の柔軟性、導入スピード、コストパフォーマンス、カスタマイズの容易性などに優れたSalesforceを用いて、イオン銀行のSaaS型顧客管理システムの構築を受注。同社は、通常2~3年の期間を要する金融機関の顧客管理システムを、勘定系とのデータ連携を含め実際の開発期間は6カ月という大幅な短期間で完了し、2007年10月の稼働開始に至った。国内のリテールバンキングにおいて、勘定系とのデータ
連携を含め、顧客に係るすべての管理機能を窓口業務やコールセンター業務向けに実現したのは、イオン銀行が初めて。
開業以来、イオン銀行の事業は着実に拡大し、2008年8月現在、インストアブランチの店舗数は42となり、口座数は約40万件に達している。コールセンターも豊洲の1拠点のみだったが、2007年12月には新宿にも開設し、顧客サポートも強化している。30ユーザーで利用を開始したが、今年年9月には600ユーザー以上に拡大しており、今後は住宅ローンの業務プロセス管理などにも活用範囲も拡大していく予定。


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