〔2008/10/1〕ネットイヤーグループ、セールスフォース・ドットコムと提携し、Salesforceの導入・活用に関するコンサルティングサービスを開始
ネットイヤーグループは、セールスフォース・ドットコムと提携し、顧客管理や営業管理の効率化に課題を持つ企業に対して、この分野における代表的なSaaSである Salesforceの導入および活用に関するコンサルティングサービスを開始した。
ネットイヤーグループは、2005年に営業業務管理および顧客管理を目的としてセールスフォース・ドットコムのSalesforceを導入し、既存の基幹業務系システムとのデータ連携を実現、Salesforceを自社のプラットフォームとして活用してきた。この社内活用の経験で培ったマーケティングから営業までの一貫した社内業務プロセスのモデル化および運用ノウハウと、同社が提供している顧客視点に立ったマーケティング戦略コンサルティング、使いやすいユーザーインタフェース設計手法を組み合わせることで「SaaSコンサルティングサービス」を開発した。
また、SaaSコンサルティングサービスに加え、新規事業や既存事業のアウトソーシングを検討している企業に対して、SaaSを活用したサービス設計からシステム開発・運用までを一貫して提供する「Saasビジネスアウトソーシングサービス」の提供も開始した。同サービスは、事業主体者となる企業のシステム導入コストを軽減するため、成果報酬(レベニューシェア)モデルで行う。SaaSビジネスアウトソーシングサービスは、セールスフォース・ドットコムが提唱するPaaS(Platform as a Service)と呼ばれる開発プラットフォーム「Force.com」上で、PaaSの特徴である“サブスクリプション”(定額費用)の低い運用コストのメリットと、PaaSの提供する高度な開発環境(Apexコード、Visualforceなど)を活用する。
SaaSコンサルティングサービスは、Webサイトでのマーケティングから営業プロセスまでの連携、引き合いや顧客データを一元的に管理するWebベースのCRMソリューションであるSalesforceの導入から教育を含む運用を支援するもの。更に、プロジェクト予算管理や決裁ワークフロー等のシステムカスタマイズによる内部統制の強化、自社システムやERPなどの会計システムとの連携による業務の効率化まで実現。
「SaaSビジネスアウトソーシングサービス」は、BtoBの新規事業を検討している担当者、既に事業展開していてマーケティング業務や顧客データの管理、システム運用はアウトソーシングして、事業そのものに社内リソースを集中したいと考える事業責任者に、低コストで信頼性の高いForce.comを活用したアウトソーシングサービスを提供する。
例えば、チェーン展開している店舗の顧客管理やダイレクトメール配信のシステム運用、各店舗の担当者の教育などの業務を請け負う。