〔2008/10/2〕NEC、サービス事業化に向けた新組織を発足、各業種の顧客に最適なサービス提供体制を強化
NECは、企業や自治体等へのサービス事業を強化するため、10月1日に組織改編を行い、専任の営業・コンサルティング組織となるサービスソリューション事業部を新たに発足した。
新設するサービスソリューション事業部は、SOAにより再構築したシステムのアウトソーシングや、共同センターの活用、SaaS・PaaSなどのネットワークを活用したサービスを、業種・業務に精通した要員が、各顧客の事業戦略に最適な形態で提案する組織。
金融マーケットを担当する金融サービスソリューション事業部、公共・医療マーケットを担当するイノベイティブサービスソリューション事業部、通信・メディアマーケットを担当する通信メディアサービスソリューション事業部の3事業部から成る。
新組織は、顧客の事業特性に最適なサービスのデザイン・提案を総合的に行い、顧客が描くビジネスモデルを実現するITやサービスを提案するビジネスモデルコンサルタントと、そのビジネス要件に適合するシステムモデルを提案するシステムモデルコンサルタントを中心に構成している。
サービスソリューション事業部は約220名で発足し、サービス事業の拡大に合わせて体制を順次強化し、2010年度には500名の規模に拡大する計画。
NECでは今後、製造業・流通業・サービス業などのマーケットに向けた同組織の新設も予定している。