〔2008/10/2〕日本IBM、千葉銀行、第四銀行、北國銀行のコールセンターシステムを受注

 日本IBMは、千葉銀行、第四銀行および北國銀行から、3行共同のコールセンターシステムの構築を受注した。
同システムは、千葉銀行、第四銀行、北國銀行、中国銀行、伊予銀行の5行でシステム共同化を検討するTSUBASA(翼)プロジェクトの一環として、コールセンターシステムの更改時期が近い千葉銀行、第四銀行、北國銀行の3行が共同開発に合意したもの。
日本IBMは同システムの開発を2008年10月から開始し、2009年11月から2010年3月にかけて各銀行で順次稼働させる予定。
今回のコールセンターシステムは、複数の金融機関でインターネットと音声の統合チャネルを共同利用できるアウトソーシングサービス「IBMチャネル共同センター・サービス」のシステム基盤を活用して構築され、サーバ・電話交換機などのシステム基盤を共用化することで、システムの維持コストの低減と運用品質の向上を実現する。また、3行の業務機能の共通機能を共同で開発することにより、各銀行が個々にシステムを開発・利用する場合に比べ、一行あたりの開発費用を抑制するだけでなく、新商品や新サービス提供のために必要となるシステム拡張にも柔軟な対応が可能。
IBMチャネル共同センター・サービスは、日本IBMがシステム運用やアプリケーションの保守を行い、金融機関のコールセンターの電話台数や取引量の増加などにも柔軟に対応できる環境を提供する。さらに、インターネット系と音声系の両機能を利用いただくことで、インターネットとコールセンターの連携による顧客サービスの充実を図ることができる。日本IBMでは、今回構築するコールセンターシステムを他行にも積極的に展開し、サービスの拡充を図っていく。


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