〔2012/5/24〕NTTコミュニケーションズ、フィリピンのBPO関連サービスプロバイダー、DTSIグループと資本提携

 NTTコミュニケーションズは、フィリピンでBPO事業者向けのシステム構築およびプラットフォームサービスを提供しているダイバーシファイド・テクノロジー・ソリューションズ・インターナショナル社(略称:DTSI社)を含むDTSIグループと資本提携の基本合意に達したことを発表した。株式の予定取得比率は50.1%。
DTSIグループが本拠を置くフィリピンは、2011年のBPO産業の売上高が前年比24%増の約110億米ドルに達し、国内総生産(GDP)の約5%に相当する。中でもコンタクトセンター事業は、英語に堪能な人材の豊富さに着目したグローバル企業の進出や政府の支援策を背景に、2011年の売上高が約74億米ドルとフィリピンのBPO産業の売上高の大部分を占めるとともに、インドを抜き世界首位となっている。
DTSI社は、これまでにフィリピンのコンタクトセンター総座席数の約6割を構築するなど、BPO事業者向けのシステム構築に多くの実績を有している。また、グループ会社のアンセム・ソリューションズ社が提供するコンタクトセンタープラットフォームのリース事業は、フィリピンへの進出を目指すBPO事業者のニーズに対応し、今後高い成長が見まれている。
NTTコミュニケーションズは、今回のDTSIグループとの資本提携により、フィリピンにおけるコンタクトセンターソリューションの提供能力を強化するとともに、NTTコミュニケーションズグループ各社およびDTSIグループの顧客基盤を相互に活用し、事業シナジーの創出およびビジネスの拡大を図る。


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