〔2012/6/1〕マンパワーグループ、「人材不足」に関する追加調査結果を発表

 マンパワーグループは、「人材不足」に関する追加調査結果を発表した。今回の調査結果では、2011年の調査時に人材不足を感じている職種のトップだった「営業・販売スタッフ」が2位に後退し、「エンジニア」が首位となった。「会計・財務スタッフ」、「IT系エンジニア」といった専門性の高い職種は、引き続き企業が人材不足を感じている職種の上位にランクインしている。この結果から、専門的かつ高度なスキルや知識を必要とする職種、または、需要の増減によって人員の入れ替わりが頻繁な職種において多くの企業が人材不足を感じていることがわかる。さらに、今回は、「カスタマーサービス担当スタッフ」が初めて10位以内に入っている。
 今回の調査は、1011社を対象に、現在の労働市場における企業の人材不足感、および人材不足を感じている職種について調査を行った。調査対象となった企業の81%が、必要な職種に対して「人材不足を感じている」と回答、今回調査を行った国・地域の中で日本が最も高い数値となっている。本調査はマンパワー社が、企業の「人材不足感」に関し、マンパワー雇用予測調査の追加調査として2006年から開始し、毎年行っているもの。今回の調査は、世界では39カ国・地域の約4万社の企業を対象に、2012年1月に実施したもの。今回の調査では、「顧客サービス担当スタッフ」が2006年の調査以来はじめて10位以内に入っており、インターネット通販やスマートフォンの販売増など、コールセンターなどでの顧客対応ニーズが増加していることが考えられる。


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