〔2008/10/16〕NTTコミュニケーションズ、SaaS型マネージドセキュリティサービスの第１弾として、セキュリティログ管理サービスの提供開始

　NTTコミュニケーションズのセキュリティ専門組織であるセキュリティオペレーションセンタは、統合VPNを利用している顧客向けにSaaS型マネージドセキュリティサービスの提供を開始した。第一弾として、顧客が利用するのセキュリティ関連機器のログについて、国内外問わず一元的に24時間365日体制で監視・運用・管理代行する「セキュリティログ管理サービス」をArcstar IP-VPN、Group-VPN利用企業へ提供する。
近年、J-SOX法による内部統制や、企業のコンプライアンス対策強化のため、セキュリティログの管理のニーズが高まっている。また、インシデント発生時のログ分析や、イントラネットにおける潜在リスクの定期的な監査には高度なセキュリティスキルが必要。そういった顧客の要望、課題に対応すべく、セキュリティログ管理サービスでは、顧客のイントラネット内の国内外の拠点に設置されたセキュリティ対策機器のログ収集・保管・分析やイントラネット内のリスク監査を同センタが顧客の代行で実施する。
同センタは、世界トップクラスのセキュリティ専門家によるセキュリティログの分析やインシデント発生時の万全な対応により、顧客のITガバナンスの向上に貢献する。また、イントラネット内に設置したセキュリティ機器を顧客自身が運用管理する煩わしさから開放する。その結果、複雑・高度化するセキュリティ脅威に対し、万全なセキュリティ対策を実施し、更に運用費用の負担を低減する。
同センタから顧客毎のVPNに直接接続し、閉域網経由のセキュアな環境でログを収集。セキュリティログはNTT Comのデータセンターで安全に保管。同センタCのノウハウを駆使した高度なログ分析によりセキュリティの潜在リスクの可視化する。また、世界トップクラスのセキュリティスキルを有する専門技術者による24時間365日体制のヘルプデスクを提供する。
基本メニューには、死活監視、ログ収集/保管、統計レポート、ヘルプデスク、 オプションメニューには、アドバイザリーレポート、リアルタイム通知、ログ提出、おまかせパックがある。提供形態は、セキュリティログ管理サービスのみの提供とセキュリティ機器(構築)導入とセキュリティログ管理サービスをセットでの提供の２つの形態がある。
国内拠点でUTMを5台、基本メニューでご利用いただく場合の参考価格は、初期費用が約17万円から、月額費用が約30万円から(1台あたり約6万円から)。VPNサービスの利用料金、アプリケーション接続サービスの利用料金が別途必要。