〔2008/10/16〕アビーム コンサルティング、SaaS型バーチャルコンタクトセンター構築支援サービスを開始

 アビーム コンサルティングは、SaaS型バーチャルコンタクトセンター構築支援サービスを開始すると発表した。
新サービスは、音声系のSaaS型アプリケーションとアビーム コンサルティングのコンサルティングサービスを統合させて、設備投資コストの抑制と要員の最適配置を図り、顧客満足度の向上につながるコンタクトセンターを短納期かつ低コストで導入できるようにするもの。
音声系のSaaS型アプリケーションには、米国Fonality(フォナリティー)社の定評あるオープンソースIP-PBXソフト「trixbox Pro」を採用している。アビーム コンサルティングは、コンタクトセンターにおける業務プロセスリエンジニアリングの豊富な経験とノウハウに基づいて、顧客満足度向上に関する戦略を構築するための評価・導入・運用管理面での効果的なコンサルテーションを提供する。
同サービスによって、電話がつながらない、応対が悪いなどの日常的な問題への解決を図るほか、昨今の金融情勢や食品業界の不祥事を受けての問い合わせや苦情の殺到などの非常時にも柔軟に対応できるコンタクトセンターの構築に際し、従来数千万円規模でかかっていた設備投資費に比べ、初期導入費およびランニングコストを低く抑えることができる。また、導入まで数日以内という短納期での構築が可能になる。 
さらには、WAN上にバーチャルコンタクトセンターを置くことで、総務省が奨励する在宅勤務者による業務を可能とし、地球温暖化対策、少子高齢化や地域格差といった社会的問題にも企業として貢献、協力することが期待できる。
同サービスでは、コンタクトセンターの評価診断や、コンタクトセンター移転・統合の方法論、コンタクトセンター業務改善に加え、在宅勤務実現に向けた業務プロセス構築、要員採用条件の制定やサポート体制の構築、PC環境の情報セキュリティ施策などを包含している。また、今後は、コンタクトセンターに必要な機能(FAQ、WFM、遠隔モニタリング、感情分析など)を順次、SaaS型で提供していく。
20席のコンタクトセンター版trixbox Proのライセンス月払いの参考価格は、初期導入費 167万9520円、ランニングコストは月額 60000円。また、アビームコンサルティングが提供するコンサルティングサービスの価格は、サービス内容や範囲・期間に応じて変動するが、2週間で100万円からスタートできる。


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