〔2008/10/20〕モバイル・テクニカ、IPコンタクトセンターシステムの販売を開始

 モバイル・テクニカは、IPコンタクトセンターシステム「X-Change(エックスチャンジ)」の販売を開始した。同社は、「X-Change」の市場投入により、これまで機能の制限や投資金額でコールセンターの導入に“二の足”を踏んでいた企業での採用を促進し、コールセンターおよびIP電話の市場を活性化することを目指している。
X-Changeは拡張性が高く、5席程度の小規模のコンタクトセンターから100席規模の大規模のニーズまで対応可能で、かつどのような規模に対しても既存のシステムに比べ極めて経済性に優れたシステムとして提供可能。完全なIP化を実現しており、X-Changeの持つさまざまな機能に加え、他のITシステムとの連動も容易に行うことができる。
同製品は、コンタクトセンターに求められるIVR、ACD、現状表示、統計データ管理、通話録音機能などがオールインワンで提供され、導入ユーザーにとっては、保守も含めてワンストップでサービスを受けることが可能。
また、SIPサーバにIVR、ACDなど各機能を分散し、汎用PCサーバ構成によって提供されるとともに、CRMアプリケーションとの連携のためのSDKが提供される。通信回線は、各IPキャリアおよびPSTNを利用をすることが可能。 その他の特徴として、SIP規格であるRFC3261に完全準拠したソフトウェア制御のスキルベースACD機能を搭載しているフルIPシステムであること、および「いつ(月日・曜日・時間帯)、どの番号にかかってきたら、何処に(グループ・内線番号)分配する」というような高度な着信呼分配が容易に設定・変更ができること、SIP規格に準拠し、アプリケーションインターフェースを全面公開しているため、各メーカーとの連携が可能な点がある。
価格は基本構成のソフトウェアのみで、約200万円(5席)~約1500万円(100席)。また、asteriskベースのASP版の開発も計画しており、さらに導入ユーザーの要件、環境にあった提案をできるシステムにする予定だという。


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