〔2008/11/11〕コンソナ・ジャパン、保険業界向け/保守メンテナンス向けのCRMの販売開始

 コンソナ・ジャパンは、同社のCRM製品スイート「ONYX Adaptive CRM」の導入期間短縮を図るため、保険業界向けのCRMソリューションと、保守メンテナンスビジネス向けソリューション「ONYXフィールドサービスソリューション」の販売を開始した。
今回発売された保険業界向けCRMソリューションは、契約者/代理店/ホールセラーなど様々な保険業界のアイデアを包含し、業界に通じた同社製品コンサルタントが業務/ITの両面から導入を支援する。保険証券を中心に構造化された情報を顧客中心で利用/参照可能とすることで、複数契約にわたる情報の一括参照/変更を可能とする。
見込み客からの資料請求/問い合わせを管理することで、傾向分析や、問い合わせのフォローアップを可能とする。また、代理店からコールセンタへの問い合わせを、内容に応じてリアルタイムで営業担当者と情報共有できるほか、苦情発生時のコンプライアンス部へのエスカレーションなど、部門を越えた顧客情報の共有を可能とする。苦情管理の仕組みも備え、通常の問い合わせから苦情に発展するようなケースへの対応を可能としている。協会団体の苦情分類により苦情案件を管理でき、その報告帳票も自動的に作成することができる。
同ソリューションは、コールセンタやフィールドサービス、営業、製品開発/製造部門、リペアセンターの業務プロセスを統合できるソリューション。すべての機器情報や過去のサービス履歴が顧客に関連付けられて管理されることで、顧客視点でのサービス提供が可能となり、顧客満足度の向上を図ることができる。機器に対しても、メンテナンス履歴/保守契約履歴などを関連付けることで、トレーサビリティを確保することができる。
フィールドエンジニアの稼働時間やスキル、顧客の緊急性を加味した上で、修理タスクをエンジニアに割り当てることができる。スケジュールの管理は各種グループウェアと連携でき、さまざまな社内イベントとの競合を避けることができる。携帯電話や無線デバイスからのアクセスも可能となっている。また、ONYX BIにより、顧客/製品/部門のさまざまな要素を組み合わせた洞察を持つことができ、問題の体系化やコストの分析、業務のボトルネックの発見、製品開発/製造部門へのフィードバックを可能とする。価格は800万円から。


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