〔2012/6/11〕トランスコスモス、CRM分析・コンサルティング専門子会社を設立

 トランスコスモスは、CRM分析・コンサルティングを専門に行う100%子会社「トランスコスモス・アナリティクス」(本社:東京都渋谷区、河野洋一社長)を5月2日に設立したと発表した。8月より営業を開始する。
 昨今の、企業と顧客を結ぶ接点が複雑化・多様化する市場環境下では、ダイレクトセールスの強化による顧客の維持・拡大が、企業にとっての最重要課題となっている。半面、ITの発達によって増大した莫大なデータである「ビッグデータ」分析やソーシャルメディアの台頭で重要視されている「ダブルファネルマーケティング」の実施、これにより得られる効果測定など、企業がとるべき施策も肥大化・高度化している。
 トランスコスモスは2002年にCRM分析・コンサルティングの専門組織を設置し、いち早く調査・分析ビジネスに取り組んできた。2006年にはThe 2006 Contact Center World Awards 世界大会で最優秀賞を受賞するなど、コールセンターに集まる顧客の声(VOC)分析で実績を重ね、現在ではコールセンターのみならず、インターネットプロモーション/Webサイト/ソーシャルメディア運用などで得られる、あらゆる顧客の声(VOC)や顧客の行動情報を収集し、CRM分析サービスを提供している。2011年には中国語の分析サービスも開始している。
 しかし今後、企業が売上拡大を目指すうえでCRM分析がこれまで以上に必要不可欠な活動になる一方で、人材市場ではデータサイエンティストの不足が予測されている。このような企業のCRM分析ニーズの高まりに応え、企業の顧客資産の最大化を加速させるための専門会社としてトランスコスモス・アナリティクスを設立した。


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