〔2012/7/18〕KVH とインタラクティブ・インテリジェンス、クラウド型コンタクトセンター分野で協業

 KVH(本社:東京都港区、東瀬 エドワード社長)と、インタラクティブ・インテリジェンス(日本支社:東京都豊島区、キース・マーティン日本支社長)は、クラウド型コンタクトセンター分野で協業することを発表した。KVHは、インタラクティブ・インテリジェンスと販売代理店契約を締結し、同社のコンタクトセンター向けシステムと、自社の電話サービス、ネットワークおよびデータセンターを組み合わせ、クラウド型コンタクトセンター・ソリューション「KVH CallPORTTM」として、提供を開始した。
 KVH CallPORTTMは、世界で4500社以上の企業に導入実績を有するインタラクティブ・インテリジェンスの高機能なコールセンター業務システムを、信頼性の高いKVHデータセンター内に冗長構成で設置する。お客様ごとの個別仮想サーバおよび専用ネットワークによる、専有型のクラウドサービスとして提供するため、業務システムとしての高い安全性を確保する。また、高いセキュリティが求められる通話録音装置は、お客様拠点側に設置することも可能。サービスは、業務に必要な機能のみを選択して利用できるオンデマンド型で、電話機のレンタル利用も可能なため、設備投資を最小限に抑えながら、運用コストを削減することができる。さらに、キャンペーンや季節ごとに変動するトラフィック、拠点数、エージェント数の減、災害時の緊急センターの設置など、ビジネスニーズの変化に応じて、柔軟なシステムの拡張および縮小が可能。プラットフォームを支えるインフラには、高品質なIPベースのKVH VoiceLINE IP電話サービスと、信頼性と柔軟性を兼ね備えたKVH EtherMAN EX広域イーサネットを提供する。これにより、設計から、構築、導入試験、保守運用まで、コールセンター構築、運用に関わるシステムと電話およびネットワークを、すべてKVHに一括窓口で任せることができる。また、申込みから約1.5カ月で利用が可能となり、オンプレミス型に比較して、迅速、容易な導入を実現する。
 インタラクティブ・インテリジェンスのコンタクトセンター向け統合型ソフトウェアは、オープンプラットフォームを採用した、互換性、拡張性、機能性に優れたソリューション。エージェント、スーパーバイザー、ビジネスなど各ユーザーに応じて最適なカスタマイズが可能なGUIベースのテレフォニークライアント、ACD、IVR、PBX、電話機など、コールセンター業務に必要なすべての機能をサービスコンポーネントとして網羅しており、お客様は、業務や規模に合わせて柔軟な組み合わせが可能。
 両社は、今後、金融、証券、保険、サービス事業者などをターゲットに、本協業により初年度50社の導入を目指す。


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