〔2012/8/28〕タワーレコード、顧客管理システムで日本IBMのキャンペーン管理ソフトを採用

 日本アイ・ビー・エムは、タワーレコードが構築中の顧客管理システム「CRM PDCA推進システム」において、日本IBMのキャンペーン管理ソフト「IBM Unica Campaign」の導入を8月20日より開始したと発表した。
 タワーレコードでは、店舗とオンラインに共通する「タワーレコード・メンバーズ」という会員サービスを提供しているが、この顧客向けサービスを強化し、顧客1人ひとりのニーズを把握して適切な手法で顧客ごとのマーケティングを実践する「ワントゥワンワンマーケティング」を実現するため、顧客管理システムの刷新を決断。新システムの構築を7月25日より開始している。
 今回、その中で採用されたUnica Campaignは、データベースから対象となる顧客のデータを抽出し、一定期間内に対象顧客に提案やメッセージを伝え(キャンペーンの実行)、その成果を検証するまでを一貫して管理、サポートできるキャンペーン管理ソフト。設計、実施、分析、改善のサイクルにより、顧客中心型のコミュニケーションを実現するという。
 タワーレコードの新システムでは、顧客データベースや商品データベースを新規に構築することなく、パッケージソフトであるUnica Campaignと既存システムを活用するが、既存のデータベースから会員データや商品データなどの必要データのみを抽出してUnica Campaignに引き渡すために、データベースのDB2とx86サーバ「IBM System x3650」を活用して中継システムを構築した。こうした手法をとることで、手組みやカスタマイズを要する際は通常半年以上かかる構築期間を、わずか2カ月に短縮できたとのこと。


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