〔2012/9/13〕TIS、O2Oソリューション「TECHMONOS」を提供開始

　ITホールディングスグループのTIS（本社：東京都新宿区、桑野徹社長）は、企業の“売る仕組みの改革”を支援するO to O（Online to Offline）ソリューション「TECHMONOS」の提供を開始した。価格は、利用機能・対象領域などの要件に応じて個別に見積もられる。導入期間は最短で3カ月から。
　TECHMONOSは、オンラインとオフラインにわたり多様化している企業と消費者との顧客接点から情報を収集して、一元管理し、そのデータを顧客軸で分析するマーケティング関連システムを構築するソリューション。製品／サービス販売の最大化や、販売コストの最適化、顧客満足度の向上を図れる。
　3つのサービス領域で構成されている。「TECHMONOS EC＋」は、消費者のニーズやトレンドに合った品揃えとサービスを提供できる“顧客発想型”のECサイト構築を支援するサービス。各種OSS（オープンソースソフトウェア）やTISのテンプレート、PHPベースのフレームワーク「PINE」、TISオリジナルのJavaフレームワーク「Xenlon」などを活用し、従来型のスクラッチ開発に比べ短期間・安価にECサイトを構築できる。
　「TECHMONOS Mobile＋」は、ビジネスの最前線にあるモバイルデバイスと社内システムで管理するさまざまなデータとリアルタイムにつなぐシステム構築を支援するサービス。的確なデータに基づきオフラインでの課題解決や商談の最適化、情報のやり取りの手間を省く効率化を図れる。
　「TECHMONOS Intelligence＋」は、オンラインとオフラインの様々な情報を顧客軸で可視化し、新たなマーケティングの方向性を導く分析システム構築を支援するサービス。顧客情報やソーシャルメディア、サイト行動履歴、POS、コールセンターのデータなどを一括で管理・分析することで、販促活動の課題を可視化できるほか、リアルタイムに動く消費者行動の仮説を導け、マーケティング活動のPDCAサイクルのスピード向上を図れる。
　これら3つに加え、業務基幹システムなどのバックエンドシステムとマーケティングシステムをリアルタイム連動させることで、売上向上やコスト削減などを図る連携システムも構築できる。そのほか、システム構築前のデータ活用や分析に関するコンサルティングサービス、インフラ部分にクラウドを利用した月額利用形式などにも要望に応じて対応できる。