〔2008/12/15〕ブレインパッド、JALホームページにレコメンデーションシステムを提供

 データマイニングのアウトソーシングサービスおよび最適化技術開発のブレインパッドは、日本航空インターナショナルに対して、サイト訪問者の行動傾向に応じて最適なコンテンツを自動的に切り換え表示する、レコメンデーションシステム「Rtoaster(アール・トースター)」にユーザーのインターネット接続地域を判定し、各地域に適した施策を実施するエリアターゲティング機能を追加した新版を提供した。同システムは日本航空インターナショナルが運営するJALホームページ(http://www.jal.co.jp/)で、サービスを開始した。
Rtoasterはブレインパッドが開発・販売を手掛ける総合レコメンデーションシステム。サイト訪問者のクリック傾向、
検索キーワードなどの行動情報をリアルタイムに「スコア」として点数化し、サイト訪問者に最適なコンテンツを表示することができる。今回の日本航空インターナショナル向けのRtoasterは新機能としてエリアターゲティング機能を追加しており、従来のサイト訪問者の行動情報に加えて、アクセスされた際のIPアドレスからサイト訪問時の地域(エリア)を判別したコンテンツの切り替え(推奨)が可能になる。これによりサイト訪問者に対して従来以上にきめ細かな対応が可能となる。
JALホームページには国内線、国際線の航空チケットの予約からツアー申し込みまで多様なニーズで訪問される利用者がいるが、従来のWebサイトはJALマイレージバンク会員にはログイン後画面にて購入履歴や地域に合わせた情報を提供していたが、会員以外のご利用に対しては画一的なコンテンツ提供にとどまっていた。そこで今回、ログイン前にもサイト訪問者の行動情報、地域情報に基づいた最適なコンテンツに表示を切り替えることができるRtoasterを採用した。
Rtoasterの導入によりJALホームページではトップページおよびその他の指定したWebページにおいて、行動ターゲティング、エリアターゲティングといわれるサイト訪問者の興味分野(行動傾向)や地域情報に基づいた情報提供が可能となる。JALホームページには多様なキャンペーン、ツアー、航空関連の情報が掲載されており、限られたスペースにおいてサイト訪問者に適した情報を効率よく推奨することにより、サイトでの売上拡大を見込むことができる。また、サイト訪問者の地域に基づいて初期表示する出発空港を変更するなど、サイト訪問者にとって操作性や利便性が向上する効果も期待されている。
今後の展開として、Rtoasterの新機能であるエリアターゲティング機能を利用し、サイト訪問者の行動履歴だけでなく、地域情報も加味したキャンペーン、旅行商品の推奨(レコメンデーション)も展開していく予定。


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