〔2012/10/16〕ミック経済研究所、国内のSaaS型リモート支援ツール市場に関する調査結果を発表
ミック経済研究所(本社:東京都港区、有賀章社長)は、国内のSaaS型リモート支援ツール市場に関する調査結果を発表した。
本調査では、国内の主要SaaS型リモート支援ツール(遠隔サポートシステム)ベンダーを対象に、各社のSaaS型リモート支援ツール売上高推移、および事業戦略について調査。
2011年度のSaaS型リモート支援ツール市場は17億4800万円で、前年度より4.0%増だった。2012年度は、Windows 8の発売が控えており、その発売とともにテクニカルサポートニーズが膨らむことで、SaaS型リモート支援ツール市場には勢いが戻り、年率5.3%増となる予測である。また、アンドロイド端末の普及も追い風となっており、スマートデバイスのテクニカルサポートを効率良く行うためのツールとしてのニーズが、急速に高まっている。SaaS型リモート支援ツール市場では、アンドロイド端末普及などの追い風はあるものの、大手ユーザーへの導入が一巡しており、今後はリプレースやSMB市場への拡販、営業・拡販面での工夫が求められることになる。しかし、テクニカルサポート業務での導入では、コスト削減や顧客満足度向上の効果が大きいツールであるため、ニーズはコンスタントに残り、市場は堅調に拡大していくと見られる。同市場の2012年度から2020年度までの平均成長率(予測)はプラス3.9%。2012年度の市場規模は24億6000万円に達する見通しである。