〔2008/12/17〕凸版印刷、アウトバウンドコールを軸としたメーカーや金融系企業などの法人営業支援サービスを開始
凸版印刷は、コールセンター事業を拡張し、メーカーや金融系企業などの法人営業(B to B)支援サービスを12月より本格的に開始する。
同社はこれまで、企業の一般消費者向け(B to C)サービス支援として、営業の代行業務を行うアウトバウンド、問い合わせなどに対応するインバウンドを中心に、凸版印刷が持つ商材やサービスを絡めた総合的なコールセンターサービスを提供してきた。今回、これらの一般消費者向けのサービスで培ったノウハウを活用、法人データベースなどを利用して、アウトバウンドコールを軸にした企業の法人営業支援サービスの提供を開始する。
昨今、人材不足や、法規制などのビジネス環境の変化により、企業や団体が営業活動の一部を委託するアウトソーシングへのニーズが高まっている。また、金融機関や企業のEC(電子商取引)など、さまざまな企業において顧客との接点の拡大や、消費者対応窓口などの強化が求められており、国内コールセンター市場は堅調な成長が続いている。同社ではこの市場ニーズを背景に、トッパンコンタクトセンターを1998年に開設、通常のコールセンター業務に加えて、DMなど長年培って来たさまざまなアプローチ手法、分析サービスなどを絡めた総合的なサービスを提供し、これまでさまざまな企業の通販、キャンペーン、サポートデスクなどの業務を受託してきた。
法人営業支援サービスでは、アウトバウンドコールを軸に、WebやEメール、FAX、DMといったさまざまなアプローチ手法、さらに法人データベースを連動させ、企業の新規法人客の獲得から、既存客のフォロー活動まで、営業支援サービス内容の策定、実施、検証、改善提案などを総合的にサポートする。
同社では、販売目標を2011年に20億円を目指し、今後の展開はコールセンターをBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の運用支援サービスの中心と位置づけ、コールセンター機能全般の拡充を図っていくという。