〔2012/10/31〕セールスフォース・ドットコム、アドバンテストが設立した新会社にService Cloudを導入

 セールスフォース・ドットコム(本社:東京都港区、宇陀栄次社長)は、半導体試験装置最大手のアドバンテスト(本社:東京都千代田区、松野晴夫社長)が設立した新会社、Cloud Testing Service(以下:CTS社)でService Cloudが導入されたことを発表した。Service Cloudは僅か6週間で導入され、顧客からの問い合わせの一元管理を可能にする。
 CTS社は、テスティングIPと呼ばれるさまざまな半導体試験のソフトウエアをクラウド上に用意することで、業界初となるオンデマンド型のテスティング・サービス「Cloud Testing Service」を提供。これは、従来の大型試験装置の販売とは異なり、ECサイトからニーズに合ったテスティングIPをPCへダウンロードし、小型の試験端末(貸与)とともにご利用いただく継続課金型のサービス。導入コストが大幅に下がるだけでなく、最先端のテスティング・ソリューションがパーソナルユースな環境で実現でき、顧客層の広がりが期待される。そこで、効率的に、きめ細やかなサポートを提供するため、Service Cloudの導入が決定された。
 Service Cloudは、コールセンター、コミュニティ、ソーシャルメディアの連携により、顧客満足度の向上とカスタマーサービス部門のコスト削減を効率的に支援する。CTS社は、製品に関する顧客の率直な意見を聞くとともに、ユーザー同士のコミュニティを育てていくことが重要と感じ、ソーシャルメディアを活用していく考え。また今後、北米をはじめとする海外への事業展開も視野に入れている。


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