〔2009/1/30〕出光興産とCTC、POSサポート・決算事務アウトソーシング業務の合弁会社を設立

 出光興産と伊藤忠テクノソリューションズ(以下CTC)は、石油販売会社向け決算事務代行業務およびPOS計算処理サポート業務、コールセンター業務を行うことを目的として、CTC子会社であるCRCアイ・パートナーズ(以下、CRCi)への資本参加を通じて、両社共同で運営するための基本事項について覚書を締結した。今後、今年4月をめどに上記会社を母体とする合弁事業開始に向けて、具体的な協議を進める。
出光では、従来から石油業界の競争激化に伴い系列石油販売会社の経営力強化に努めてきた。その施策の1つとして、POSシステムを核とした決算事務代行業務サービスおよびコールセンター業務サービスを提供し、系列石油販売会社の決算事務業務コストの低減を図り、サービスステーションの販売・営業に経営資源を集中させる取り組みを推進してきた。一方、CTCでは、出光との長年にわたる強固な信頼関係のもと、出光からPOSシステムの構築、POS計算処理に関するサポート業務を受託し、ITインフラ構築とPOSの安定運用の責務を担ってきた。
このたび、出光は従来から系列石油販売会社に提供していた決算事務代行業務サービスおよびコールセンター業務をCRCiに全面移管し、CTCもPOS計算処理のサポート業務をCRCiに移管する。これにより両社のノウハウと人的リソースを結集させ、各サービスの連携の高度化を図ることで、アウトソーシング事業の拡大、品質向上と更なる効率的運営を目指す。なお、これに伴い、CRCiは4月1日付けで第三者割当増資を実施し、出光から50%の出資を引き受ける。合弁会社の新社名や代表者など詳細については、4月1日の事業開始に向けて両社協議の上、決める。


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