〔2013/3/15〕CTC、日本総研からカード会社向け基幹システム事業を譲受

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、日本総合研究所からクレジットカード会社向け基幹システムパッケージ「JCIRIUS」事業を譲り受けることについて合意し、事業譲受に関する契約を締結したと発表した。それに伴い、日本総研が運営していたポケットカード、イズミヤカードなどの基幹システム運用業務は、3月1日付けでCTCへ移管した。
 JCIRIUS事業とは、クレジットカードおよび割賦販売の申込受付から審査、カード発行、売上、請求・入金、延滞督促など、カード・割賦業務全般を行うシステムとなる。今回CTCが譲受する対象は、同事業に関する日本総研が保有するシステムパッケージおよびインフラ基盤、アプリケーション保守、運用となる。
 CTCは、銀行、クレジット会社、信販会社など金融機関向けにコンタクトセンターやWebなどのフロントチャネル系システムの開発、構築、運用を行ってきた。クレジットカード会社向け基幹システムパッケージ事業を譲受することで、CTCは基幹システム事業のノウハウを蓄積し、クレジット会社向けのトータルソリューションの提供が可能となる。将来的には国内クレジットカード会社への展開やASEANを中心としたグローバル展開により、クレジットカード・信販業界のビジネス全体で、5年後に年間200億円の売上を目指す。


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