〔2009/2/5〕日本オラクル、ロイヤリティ管理やセルフサービス機能を強化したCRMアプリケーションの最新版「Siebel CRM 8.1.1」の販売開始

 日本オラクルは、CRMアプリケーション最新版「Siebel CRM 8.1.1」の販売を開始した。顧客とのコミュニケーション・チャネルは、営業担当者、コールセンター、インターネットやモバイルなど多様化している。企業があらゆるチャネルから得られる顧客の情報を速やかに収集して分析し、各顧客のニーズに対応した製品やサービスを適切なタイミングで提供することで顧客満足度向上と顧客の囲い込みを実現する仕組みが求められている。Siebel CRMはこの仕組みづくりに必要となる、マーケティング、コールセンター、営業支援、保守サービス、ロイヤリティ管理やビジネスインテリジェンスなどの機能を網羅的に提供している。
最新版では、特にロイヤリティ管理とセルフサービスの機能を強化した。ロイヤリティ管理機能では、ポイントサービスなど顧客ロイヤリティプログラムの管理機能が強化された。会員登録管理、ポイントサービスの累計や交換の管理やメンバー向けサービス案内などのプロモーション管理における機能が新たに追加。企業は会員顧客のポイントやサービスの利用状況から顧客の趣味嗜好を分析し、適時適切なサービスの提供に役立てることが可能。セルフサービス機能では、ショピングサイトなどのWebサイト上で各顧客が自身の情報を登録、変更、削除などの作業を行う際、Siebel CRMの顧客情報との連携と同期が可能になった。従来はWebアプリケーションとSiebel CRMのマーケティング・アプリケーションや顧客データとの連携を手作りで構築する必要があったが、今回の機能強化により連携部分の標準搭載が実現される。また、従来Siebel CRMの特長でもあった20種類以上の各業界向けソリューションも拡充されている。通信・公益向けには請求管理システムとの連携強化、公共・官公庁向けにはインシデント管理機能の搭載や金融業界向けには富裕層向け金融サービスであるウェルス・マネジメントの機能強化が実現されている。価格は、 1ユーザーあたり13万1250から(プロフェッショナル・エディション)。


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