〔2013/6/4〕JR東日本、iPadを利用した遠隔手話通訳サービスを試行導入
JR東日本は6月17日より、iPadのテレビ電話機能を用いた遠隔手話通訳サービスを山手線内の東京・品川・上野・池袋・新宿・渋谷・秋葉原の各駅インフォメーションセンターや総合案内カウンター、およびJR東京総合病院で試行導入すると発表した。
同サービスでは、各施設の窓口に手話でのコミュニケーションを希望する利用者が訪れると、窓口の案内スタッフがiPadをコールセンターに接続。利用者はiPadの画面を通じ、コールセンターのオペレーターに手話で質問する。オペレーターは質問内容を窓口の案内スタッフに音声で通訳し、案内スタッフはそれに口頭で回答。最後に回答内容をオペレーターが手話で通訳し、iPadの画面を通じて利用者に案内する。インターネットを通じてコールセンターからリアルタイムに通訳を行うことで、それぞれの窓口に手話通訳者がいない場合でも手話でのコミュニケーションを望む人に対応することが可能になる。
また、手話だけでなく、英語・中国語・韓国語の通訳にも対応するという。本サービスはシュアールがアールシステムとの提携により提供する「テルテルコンシェルジュ」の手話通訳を利用する。なお、手話のほか英語・中国語・韓国語と日本語との遠隔通訳にも対応します。サービス提供時間は、各インフォメーションセンターなどの営業時間のうち、9時から17時まで。試行導入期間は2014年3月31日までの予定。