〔2013/6/6〕NECネッツエスアイ、コンタクトセンター事業強化でキューアンドエーを連結会社化

 NECネッツエスアイは、コンタクトセンター事業の強化を図るため、従来22%の資本参加を行っていたキューアンドエー(本社:東京都渋谷区、金川裕一社長)との資本提携を強化すべく、2013年6月7日に同社株式を56%へと追加取得し、連結会社化することにした。同時に、子会社である第一アドシステム(本社:東京都渋谷区、桝谷賢一社長)について、キューアンドエーとのシナジーを活かした事業の拡大を図るべく、同じく6月7日に保有株式をキューアンドエーに売却し、同社の連結会社にした。
 NECネッツエスアイでは、ネットワークを中心にした信頼性の高いICT技術基盤、インフラやオフィス・ファシリティなどに関する施工基盤に加え、データセンターやネットワークの監視などを行うオペレーションセンターや全国2時間以内対応のパーツセンターなどのサービス基盤といった幅広い事業基盤を有している点を特徴としている。サービス基盤を中心にこれらの事業基盤をさらに強化し、一層の活用を図ることで、企業のニーズの変化を捉えたサービス事業を核とした中期的な成長を目指している。このような方針の下、2010年11月には通販向けを中心としたコンタクトセンター受託サービスに強みを持つ第一アドシステムを連結会社化、2012年6月には、ICTなど技術的な対応が可能なテクニカル・コンタクトセンターおよびオンサイトサポートサービス(訪問サポート)を手掛けるキューアンドエーとの資本提携を行うことにより、サービス基盤の強化を進めてきた。今回のキューアンドエーとの資本提携強化により、キューアンドエーが連結会社になると同時に、2社あったコンタクトセンター・サービス提供にかかわる関係会社がキューアンドエーのもとに一本化されることになり、同社を核に新たなサービスを拡大する体制が整う。


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