〔2013/6/10〕ナック、JIMOSの株式を取得し、完全子会社化

　ナックは、サイバードホールディングスからJIMOSの全株式を取得し、7月12日付で完全子会社化すると発表した。
　ナックは、主に、クリクラ事業（宅配水「クリクラ」の製造・販売）やレンタル事業（ダスキン・害虫駆除器など）、ならびに住宅事業等におけるB to C 事業およびB to B to C 事業を展開しており、創業時からの基本戦略である「コングロマリット企業」としての基盤を築いている。今後も、更なる企業価値向上および持続的な成長・発展を成し遂げるべく、既存事業の積極的な展開はもとより、中期経営計画において「新たな成長へのシフトチェンジ」を掲げ、既存事業とのシナジーを実現できる新規事業の開拓を検討している。具体的には、ナックの有する50 万軒強の一般家庭を中心とした顧客基盤の一層の拡充、および日本市場においてその重要性を更に増しつつあるシニア市場をターゲットとしたサービスの提供、という２つのキーワードを成長戦略の軸としている。
　JIMOSは、30代からアクティブシニア世代の女性向けの化粧品等の通販を展開し、通販事業のコンタクトセンターやメディアミックスを効果的に活用した高い広告宣伝ノウハウを有し、ブランド・ロイヤリティーの高い女性約23万人の優良な顧客基盤を構築している。
　ナックは、同社の買収により、クロスセールス、マーケティングツールの拡充、物流システムなどの相互活用によるコストダウンや効率性向上などのシナジーを見込む。