〔2009/2/26〕日本HPとNTT Com、Salsforce CRMへのシングルサインオンで協業

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)とNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)のSaaSサービスに対するシングルサインオン(SSO)で協業すると発表した。
今回の協業で日本HPは、同社の「HP IceWall SSO」を経由したSalesforce CRMへのSSO認証を検証。完全に対応できることを確認した。これにより、社内のWebアプリケーションと同様の認証ポリシーを、そのままSalesforce CRMに適用できる環境が整ったとしており、3月にはセールスフォースのアプリケーションマーケットプレイス「Force.com AppExchange」に登録される予定という。これに伴い日本HPは、Salesforce CRMに対応したHP IceWall SSOのライセンス販売、導入サービスの提供を開始する。 一方のNTT Comは、認証基盤にHP IceWall SSOを活用した統合Web認証サービス「セキュアコネクト」を提供
している。今回の検証結果により、セキュアコネクトを通して、セールスフォースのSaaSサービスもワンストップかつセキュアに利用できる環境の提供が可能になる。特にVPN経由でセールスフォースのSaaSサービスを提供する「Salesforce over VPN powered by NTT Communications」と組み合わせることで、アクセス回線からSalesforce CRMライセンス、セキュリティ機能などをトータルに提供する予定。
両社は今後もSaaS環境におけるSSOにおいて、共同で検証・連携デモを行うほか、セミナー開催やWebプロモーションを実施し、企業のIT利用形態に応じたSSOサービスを提供する予定。日本HPでは、標準認証方式であるSAML 2.0による認証についての検証も行っていくという。


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