〔2013/6/24〕トランスコスモス、分散処理技術を応用したビッグデータの高速解析プラットフォームを開発

 トランスコスモスは、インターネット広告の第三者配信ツールが収集する膨大な広告接触履歴データを使った新サービス「アトリビューション分析サービス」の提供を開始する。このサービスは分散処理技術を応用し、トランスコスモスが独自開発したビッグデータの高速解析プラットフォームを活用するもので、専門の分析アナリストによる高度なアトリビューション分析レポートを提供する。
 近年、インターネット広告の効果検証には、直接効果のみでなく間接効果(クリックスルーコンバージョン、ビュースルーコンバージョン)も含めて広告効果を検証するというアトリビューション分析の考え方が普及している。インターネット広告がどのようにWeb上のユーザー行動に影響を与えるか、広告の接触履歴をログレベルで取得し、媒体別、広告別に間接効果を算出することで広告貢献度を評価することができる。
 しかしアトリビューション分析では、コンバージョンユーザーの行動経路および、その数十倍のデータ量を有する非コンバージョンユーザーの行動経路までも分析対象とするため、データの集計処理だけでも通常は数日を要するほどのビッグデータを扱うことになる。
 トランスコスモスではこのような課題に対し、インターネット広告の第三者配信ツールから取得できる全ユーザーの行動経路・広告接触履歴データを短時間で集計処理するため、分散処理技術「Hadoop」を応用したビッグデータの高速解析プラットフォームを独自開発した。従来の処理技術では数日を要していた集計処理を数時間に短縮し、そこで抽出されたビッグデータを専門の分析アナリストが分析することで、お客様企業のビジネス特性、広告目的に応じた柔軟なアトリビューション分析を提案することが可能になった。


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