〔2013/7/29〕帝人ファーマ、大阪市に在宅医療のコールセンター新設

 帝人ファーマは、在宅医療事業の拡大に伴い、患者のサポート体制を強化するため、大阪市にコールセンターを設置することにしたと発表した。2013年8月より稼働開始予定。
 災害リスクが比較的低く、かつ、九州地方で災害が発生した場合など、現行のコールセンターが機能停止に陥った場合にも安定したサポートが提供できるよう、大阪市へのコールセンター新設を決定した。大阪市へのコールセンター新設により、福岡市に既設のコールセンターを含む対応能力が現在の約1.5倍となり、今後、患者の数が拡大するのに伴ってコール数が増加した場合にも、安定的かつ確実な対応が可能となる。また、コールセンターの対応能力増強により、同社の機器を使用の患者に対する導入時のサポートや定期的なコールなど、患者への積極的な働きかけが可能となり、これまで以上にきめ細やかなサポートを実現することができる。さらに、将来的にはWebやITを活用した新規サービスを開発・提供し、より一層のサポート体制の充実も検討していくという。
 コールセンター新設の背景として同社は、高齢化や生活習慣の欧米化によって同社の在宅医療機器を使用する患者の増加が見込まれることを挙げている。2004年に設置した福岡市のコールセンターでは現在、年間130万本を超えるコールに対応している。2016年には年間コール数が200万本コールを超えることが見込まれ、対応能力の強化が必要とされてきた。大阪市にコールセンターを新設することで対応能力は1.5倍に強化される。安定的・確実な対応が可能とすることで、患者に対するサポートをより細やかなものにする狙いだ。


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