〔2013/10/15〕トランスコスモスの中国オフショア事業子会社、中国蘇州に自社ビルを設立
トランスコスモスの100%子会社で、中国オフショア開発事業を展開する大宇宙信息創造(中国)有限公司は、中国江蘇省蘇州に自社ビル「トランスコスモス アウトソーシングセンター蘇州」を設立した。蘇州にてオフショアサービスを提供する子会社2社が拡張移転し、2017年までに1000人規模の総合アウトソーシング拠点への拡大を目指す。
蘇州は上海の西約70キロに位置し、上海虹橋空港より車で1時間と、日本との交通アクセスも大変便利な立地です。昔から「上有天堂、下有蘇杭(天には極楽、地には蘇州・杭州あり)」と讃えられる景勝地で、都市計画、環境整備、人材育成、そして経済発展など多方面において中国ではモデル的な存在である蘇州シンガポール工業園区による、アウトソーシング企業を誘致するなどの施策や豊富な人材・妥当なコストで、多くのIT企業・外資企業が進出しており、生命力のある古都として中国の経済発展を押し進めている。
トランスコスモスは1995年の中国天津への進出を皮切りに中国での事業展開を進めており、現在、上海・北京・天津・蘇州・大連・青島・瀋陽・本渓・湖州・杭州・広州・深の12都市で、3000人を超える従業員により、オフショアサービスのみならず、中国市場向けコールセンターサービスやデジタルマーケティングサービス、ECワンストップサービスなどを提供している。蘇州では、主にソフトウェアアウトソーシング開発を提供する蘇州大宇宙信息創造有限公司を2008年11月に、主に総務・経理・人事などのバックオフィス業務を提供する大宇宙商業服務(蘇州)有限公司を2010年12月に設立した。今回、2社を同一拠点に移転することでよりサービスの連携を深めるとともに、業務ノウハウの集約による効率化やマネジメントコストの削減を見込んでおり、サービス品質と従業員定着率の向上を目指す。