〔2013/11/8〕BMW、本格的なテレマチックサービスを開始

 ビー・エム・ダブリューは、これまでの「BMWコネクテッド・ドライブ」を拡張した「BMW コネクテッド・ドライブ・プラス」をサービスとして開始する。これにより、スマートフォンとクルマを融合し安全、利便性、快適性を向上させる本格的なテレマチックサービスが提供される。
 ITを通じてクルマとヒトを繋げ、より安全、便利、快適にビー・エム・ダブリューが9月より次々と車両に搭載してきた、3G回線をつかったテレマチックサービスが「BMWコネクテッド・ドライブ」だ。これは、事故発生時に自動的に発信し状況や位置などを伝えたり、車両の消耗品の状況をディーラーにオンラインで結び必要なときに素早くメンテナンスが受けられるようにするという、安全性向上が先行したサービスであった。
 今回開始されるBMW コネクテッド・ドライブ・プラスは、この通信インフラを使った本格的なテレマチックサービスとなる。内容はおおきく3つに分かれており、1つが「BMW ドライバー・サポート・デスク」。これは、運転中にハンズフリー通話を利用してコールセンターに連絡すると、ドライバーにかわってオペレーターがナビゲーションを操作してくれるというもの。設定したい目的を口頭で伝えると、オペレーターが住所を検索、その結果は通信回線を通じて車両のナビに転送され目的地としてセットされる。もちろん、24時間365日対応だ。
 2つ目は、ドライバーとクルマをつなぐ「BMW リモート・サービス」。スマートフォン上で操作可能な専用アプリケーションを通じて、クルマから離れていてもドアのロックや解除、1.5km以内での駐車位置の地図表示、広い駐車場などでヘッドライトを点滅させ車両位置を知らせてくれる機能を提供する。また、ベンチレーションを操作することも可能で、暑い季節には事前に起動させて車内を快適にしておくこともできる。3つ目は、オンラインで最新情報を提供する「BMW コネクテッド・ドライブ・サービス」だ。提供されるサービスは、ニュースや天気予報、店舗やレストランなどの検索などがあげられる。また、あらかじめパソコンやスマートフォンで検索した地点をナビゲーションに転送し、目的地として設定できる機能や、現在の自車位置を友人などに転送する機能、CDDBであるGracenote社から再生している楽曲のタイトルやアーティスト名を取り込む機能まで対応している。


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