〔2013/11/8〕JTB、熊本を拠点に展開するコールセンターを独立会社化
ジェイティービー(以下JTB)は、グループにおける旅行予約・販売のコールセンター業務を目的とするJTB100%出資会社の「JTB熊本リレーションセンター」を新たに設立する。2014年4月から運用を開始する。
JTBではグループにおける電話応対品質の標準化・高度化、地域社会への貢献等の観点から、グループ初となる地方都市型ビジネスモデルとして、2011 年4 月から熊本においてコールセンター業務を運営し、現在3 年目を迎えている。立地の選定にあたっては、人財・確保・災害などによるリスクが低いこと・行政からの支援などを勘案し熊本県熊本市とした。開設時は主に首都圏に立地するグループ会社が扱う旅行の電話対応が中心で要員数は160 名規模あったが、計画に沿って順調に他のグループ会社へも取り扱いを拡大し、現在は要員数317 名にまで拡大した。
今般、この組織を独立会社化し、コールセンター事業の更なる拡大を図るため、全国規模でのグループ会社が扱う旅行の電話対応を業務とし、グループ最大級のお客様対応拠点として400 名を雇用する、新たな事業会社を設立することになった。新会社は熊本に本社機能を設置し、「グループ全体のコールセンター事業における重要な戦略拠点」として位置づけ、事業計画の実現に向けて取り組んでいく。
熊本での求人と人財教育を通じて、電話対応に必要な「(声の)笑顔とお・も・て・な・し」資質を持つ人財に恵まれ、その確証に至ったことも事業会社化とする理由のひとつ。今後も社員への投資を継続し、高い専門性を持った集団となることで、将来はグループの旅行販売員の実習の場として、また、モチベーションアップ・キャリアアップを実現する拠点として、グループ全体の旅行販売を牽引する可能性を秘めている。
また、熊本の災害リスクが低いこと、およびグループとしてのBCP(事業継続計画)の観点から、首都圏などでの大規模災害時、被災地に変わって緊急的に顧客対応を行う拠点としての整備も進めている。