〔2014/3/6〕スルガ銀行、新戦略情報基盤を構築し全面稼働を開始

 スルガ銀行は新戦略情報基盤を構築、全面稼働を開始した。顧客情報を分析してサービスの高度化を目指す。構築を支援したアクセンチュアが発表した。
 新戦略情報基盤は、顧客情報管理(CRM)と日本テラデータのデータウェアハウス(DWH)を連携させている。SAS Institute Japanの分析ソフトウェアとMicroStrategyのダッシュボードを介して情報検索機能を組み合わせている。モバイルバンキングのトラフィック増加や連携システムの追加に対してシステム全体を拡張できるようにしている。アクセンチュアの開発実行アーキテクチャで保守コストも削減できるという。
 スルガ銀行は、リテールバンキング業務に軸足を据えたビジネスの拡大を狙っている。県内商圏にとどまらず、首都圏を含む大都市圏でも獲得していくビジネスモデルを展開している。この取り組みを加速させるための強力なIT基盤として新戦略情報基盤を構築したと説明している。
 新戦略情報基盤を活用することで、スルガ銀行は顧客のさまざまな属性情報や志向、将来起こり得るライフイベントも加味し、デジタルを活用してマーケティングキャンペーンを高度化できるという。ネットバンキングなどのチャネルを経由して、顧客の志向や属性情報を迅速かつ精緻にとらえられるようになり、顧客のニーズに合致したきめ細やかな商品とサービスを提案、提供できるとしている。


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