〔2014/3/20〕レイオンコンサルティング、沖縄支店にコールセンターなど全事務機能を集約

 レイオンコンサルティング(本社:東京都中央区、橋口昌弘社長)は、顧客満足度向上のため、このほど沖縄支店に全事務機能を集約した。「リペア&リニュー」や「レイオンアフターメンテナンスプログラム(LAMP)」など、同社が提供する住宅全般の品質・ブランド維持サービスを、同一品質でより機動的に全国展開することが可能となる。また、全国の店舗を一斉にリニューアルする顧客に対しても、各店舗への物資搬入から補修、検査まで安定した対応につながる。
 沖縄支店に集約したのは、顧客管理や各種帳票作成などの営業事務、コールセンター、技術者の手配、経理、補修状況の管理など、主要な業務プロセスの事務機能。これにより、検査・補修に必要な技術者の管理・手配業務が一元化され、顧客から業務依頼を受けて納品するまでのタイムラグを20%程度低減できる見通し。具体的には、顧客の要望に対し、技術者をはじめとするスタッフの稼働状況の確認と、現場に配置するスタッフの人数と技術レベル管理、さらに実際の手配に至るまでの業務の一元化による効率化が図れる。
 同社は主に、住宅向けに補修(リペア)や内装品質検査、新築マンション引き渡し時の内覧会設営・運営代行などを実施している。また一連の業務を通じて、住宅内装リフォーム時に、壁紙や床板などの丸ごと交換を行わずに、補修と適正箇所の部材交換を組み合わせることによって、最小限の費用でリフォーム同等のレベルに刷新できる「リペア&リニュー」を開発し、全国展開を進めている。また、LAMPは、全国のリフォーム会社が手掛けた住宅で実施される、半年後、1年後などの品質確認検査を当社が代行するサービスで、第三者視点による評価と、決められた期間に確実に実施される検査による顧客満足度向上などにつながっている。
 さらに近年増えているケースとして、全国に複数店舗を構えるチェーンストアなどの顧客が、一斉に店舗リニューアルを実施する際に要求される品質管理がある。チェーン店舗などでリニューアルが行われる場合、全国同一のスケジュールで、すべて同じ仕様に仕上げなければならないケースがほとんどだ。
 リペア&リニューやLAMP、さらに店舗一斉リニューアルなど、顧客のさまざまな要求に対し、管理が本店(本社)と各地に展開する支店・サテライトオフィスごとに行われる従来のケースでは、本店から各拠点への職人手配の指示や、各拠点ごとに実施する具体的手配、また、各地に在籍する職人の技能レベルを統一する作業にもタイムロスが発生する。これに対し、統一管理は、技能レベルを把握した上での一括手配が可能となるため、効率的に業務を遂行し、かつ、人員の適正配置により、サービスレベルの全国均質化を実現できるようになった。また、同社は2月に鹿児島支店を開設した。現在、東京本社のほか、今回開設した鹿児島支店を含め、名古屋、大阪、福岡、沖縄に支店を、また、横浜市、千葉市、さいたま市にサテライトオフィスの合計9拠点を展開しており、今後さらに拠点網を拡大していく予定。


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