〔2009/5/1〕トランスコスモス、コールセンター向け本人着信率向上ソリューションの提供を開始

 トランスコスモスは、販売促進や解約防止のために行う施策であるアウトバウンドコールにおいて、アウトバウンドコールの費用対効果を最大化する、アウトバウンド本人着信率向上ソリューション「コンタクトメーカー」の提供を5月下旬より開始する。
アウトバウンドコールは、アプローチの対象となる顧客に電話がつながることで、初めて効果を発揮するマーケティングチャネル。そのため、アウトバウンドコールにおける本人着信率は、アプローチの費用対効果の成否を分ける非常に重要な要素。
コンタクトメーカーは、過去のアウトバウンドコールの結果データから、性別、年代、地域などの顧客属性別の時間帯別着信確率スコアを算出し、スコアを基にコールリストや架電時間を調整する事でアウトバウンドコールの着信数向上を実現するソリューション。本人着信数を向上させることで、「現在のオペレーター数のままでコンタクト数を最大化したい」「現在のコンタクト数を維持したまま、オペレーターの総稼働時間を最小化したい」などの課題を解決することが可能。
サービスメニューは、「コンタクトメーカー ライト」と「コンタクトメーカー プロフェッショナル」の2種類。コンタクトメーカー ライトは、「過去にアウトバウンドの実績はないが、効果的なアウトバウンドを行いたい」「短期間に導入し、コストを抑えたい」という企業に有効なサービス。トランスコスモスのアウトバウンドナレッジから得られた汎用着信予測モデルを活用し運用することで、短期間かつ最小コストで、本人着信数を最大化する。提供形態は、ライセンス契約で、導入期間は1週間からで、価格は月額15~30万円から。コンタクトメーカー プロフェッショナルは、「すでにアウトバウンド実績があり、より精度の高い着信予測モデルで運用したい」という企業に有効なサービス。企業の過去のアウトバウンド実績や顧客データと、トランスコスモスのアウトバウンドナレッジを組み合わせ、専用の着信予測モデルを構築する。企業の業務にあわせた形で提供できるため、より柔軟かつ予測精度の高いソリューションを提供する。提供形態は、受託開発で、導入期間は2カ月から、価格は500万円から。
コンタクトメーカーは、コールセンター運用や数理統計に精通したコンサルタントが、企業の各種業務・運用方針にあわせたカスタマイズを行うことも可能なため、業種を問わず、BtoCアウトバウンド業務を実施しているすべての企業に導入することが可能。トランスコスモスは中国、韓国、フィリピンなど、アジアを中心とした海外での展開も視野に、今年度中に、10センターへの導入を目指す。


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