〔2015/3/24〕サラヤ、クラウド型顧客管理サービス「Zoho CRM」を導入し海外と日本で連携活用
クラウドサービス群「Zoho」シリーズを提供するゾーホージャパン(本社:神奈川県横浜市、迫洋一郎社長)は、企業の業務効率化、コスト削減を支援するクラウド型顧客管理・案件管理サービス「Zoho CRM」が、「衛生・環境・健康」をテーマに、環境に配慮した石鹸・洗剤や健康食品を製造し、グローバルで販売するサラヤ(本社:大阪市東住吉区、更家悠介社長)に導入されたと発表した。
サラヤは、「衛生」「環境」「健康」を事業のキーワードに、洗剤から健康食品まで、幅広い製品をグローバルで提供しており、現在、海外15拠点で約200名が現地業務に従事している。
サラヤでは、グローバル化を進めるにあたり、本社と海外拠点の情報共有を円滑に行う必要性から、クラウド型の大手CRMを2009年ごろ導入した。しかし、複雑で使い切れず、現地に浸透しないなどの理由から、見直すことになった。そこで、より現場に馴染み易いCRMを探した結果、Zoho CRMへ移行することなった。2015年3月現在、既に3カ国の拠点でZoho CRMの導入を終え、4カ国目の導入を進めている。
サラヤがZoho CRMを採用した大きな理由は、「コスト」・「使いやすいインターフェース」・「カスタマイズ性」の3点であった。コストに関しては以前の半分になり、シンプルな画面で入力もし易く、現場スタッフからも受け入れられた。また、本社の担当者レベルで自在にカスタマイズできるため、現地社員のリクエストにも即座に応じられるようになった。さらにZoho CRMへ移行した結果、コスト削減だけでなく、営業情報やクレーム処理情報の共有が迅速かつ効果的に行えるようになった。また、最大の効果として、海外拠点とのリアルタイムの情報共有を実現できた。
今後は、多言語・マルチデバイスに対応しているなど、グローバル展開に即した性能を備えているZoho CRMのメリットを生かし、海外での導入拠点を広げる予定。また、同じくZohoが提供しているクラウド型のBIシステム「Zoho レポート」を用いて海外拠点の会計データを分析する仕組みも整えている。