〔2015/4/16〕アイティフォー、コンタクトセンター、管理部門の業務を自動化する管理業務自動化システムを販売開始

 アイティフォーは、コンタクトセンターにおいて、バックオフィスで働く管理部門が行うべき業務を自動化する管理業務自動化システム「ナイス・ロボティックオートメーション(NICE Robotic Automation)」の販売を開始した。
 サービスなどの申し込みを電話で受けた後に管理部門が行うべき業務、例えば、「住所、氏名などの申し込み情報をお客さま情報からコピー&ペーストしてシステムの入力窓へ入力→登録が終わったらメールシステムを起動→適切な宛先、件名、本文を入力→お客さまへ通知メールを送信」などの一連の作業をあたかも人間がPCを操作して作業するように自動化する。
 PC操作を記録する「リアルタイムデザイナー(Real-Time Designer)」で、管理業務の操作手順を学習し、処理の自動化を実現していく。具体的には、人が管理手順に沿ってPCを操作していくと、利用されたアプリケーション名や、入力窓のフィールド名、入力文字列が「どこからコピー&ペーストされたか」などの情報をリアルタイムに記録していく。そして、管理業務の操作手順をシステム的に把握し、自動処理を実現していくわけだ。この自動処理は、人が15分(900秒)かけていた一連の作業を30秒程度にまで圧縮するポテンシャルを持つ(同社試算)。
 価格は100席のコンタクトセンターの場合、一式2億円から。一式で人間30人分以上の処理能力を持つ。同社では本製品を今後1年間で3社から受注することを目指す。


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