〔2015/5/20〕IDC Japan、国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーション市場に関する調査結果を発表

 IDC Japanは、国内ユニファイドコミュニケーション/コラボレーション(UC/コラボレーション)市場に関する調査結果を発表した。それによると、2014年の国内UC/コラボレーション市場規模は、前年比5.7%増の2307億7600万円に達した。
 同社は、企業の音声インフラリプレイス需要が継続したこと、新規追加したファイル同期/共有ソフトウェアが急成長したことなどによって好調を維持したと分析。2015年は、2014年の市場拡大要因であった企業音声インフラの更新重要が一巡することから成長率は鈍化すると指摘。一方で、コラボレーティブアプリケーションのSaaS型での需要増加、Web会議サービスの増加などの促進要因はあることから、通年では同4.4%増と、堅調な成長を維持すると予測している。
 2015年以降の市場規模も予測。企業モバイルソリューション/ビデオコラボレーション/クラウド型コラボレーションなど、第3のプラットフォームによる市場けん引要因によって堅調に成長するという。2014年~2019年にかけて、同市場は年平均3.7%で拡大し、2019年には2763億4300万円にまで達すると予測した。
 同社では、UC/コラボレーション市場を「UCプラットフォーム市場」、「UCアプリケーション市場」、「UCアプリケーションサービス市場」、「UCプロフェッショナルサービス市場」の4つの市場セグメントに分類して市場規模を調査。この市場規模調査の結果を「IPテレフォニー市場」「コラボレーティブアプリケーション市場」「IPコンファレンスシステム市場」「IPコンタクトセンターシステム市場」の4つのソリューション市場に分類して、それぞれの市場について個別に市場予測を行った。
 今回の市場予測では、「企業内線サービス」をIPテレフォニー市場に、また「ファイル同期/共有ソフトウェア」をコラボレーティブアプリーション市場に追加している。


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