〔2015/8/13〕PwC、マイクロソフト製品を活用したコンサルティング事業で日本マイクロソフトと協業

 プライスウォーターハウスクーパース(以下、PwC)は、マイクロソフト製品を活用したコンサルティング事業で日本マイクロソフトと協業を開始したと発表した。
 PwCが提供する経営戦略の策定、業務改革などのコンサルティングサービスと、マイクロソフトの製品やサービスを組み合わせ、企業が抱える経営課題や業務課題の解決に向けて、構想策定から定着までを一貫して支援する。PwCのグローバルネットワークを活用し、各国の制度や商習慣の知見を持ったエキスパートと連携しながらクライアントのグローバル展開を支援する。
 PwCでは協業の開始にあたり、マイクロソフト製品関連事業を担当するコンサルタント20人による専門チームを設置し、社内各部門でマイクロソフトのテクノロジに精通した約5人のコンサルタントと連携してサービスを提供する。今後3年間で専門チームを約100人まで順次拡充し、年間売上高20億円を目指す。
 主な提供サービスは以下の通り。
・「Dynamics AX」導入支援
統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「Microsoft Dynamics AX」の柔軟性や拡張性、マイクロソフト製品との親和性などの特徴を生かし、経営課題への対応、国際会計基準(IFRS)対応、内部統制対応、業務効率化や高度化、グループ内の業務の標準化などのERP導入価値の最大化を支援するという。
・「Dynamics CRM」導入支援
高い柔軟性や拡張性、マイクロソフト製品との親和性を備え、多言語多通貨に対応した顧客情報管理システム(CRM)「Microsoft Dynamics CRM」を活用し、クライアントのビジネスを業務とITの両面から支援。CRMデータを安全に管理するためのセキュリティ分析の観点を備えた最適なものを提供する。
・ワークスタイル変革
情報系SaaS「Office 365」やモバイルデバイス管理サービス「Microsoft Intune」などを組み合わせ、クライアントのワークスタイル変革を支援。変化に適応し自社を変革し続ける最適なシステムとともに、組織の成長戦略を支援すると説明する。
・インフラストラクチャ領域に関する改善/導入支援
Office 365とIaaS/PaaS、データベース機能、ストレージなどを統合した「Microsoft Azure」の安全な利用のためのコンサルティングサービスとディレクトリサービスの「Active Directory」を中心とした認証基盤の再構築サービスを提供。クライアントのワークスタイルの多様化に対応した一貫したデバイスやセキュリティ管理の実現のための運用管理ツール「Microsoft System Center」、クラウド認証基盤、クラウド上のデータ保護、またモバイル環境の管理機能を包含している「Enterprise Mobility Suite(EMS)」などを活用したIT運用セキュリティ管理関連コンサルティングサービスを提供する。


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