〔2009/7/23〕日商エレクトロニクス、国民年金保険料収納事業の受託システムを開発・販売

 日商エレクトロニクスは、国民年金保険料収納事業の受託システムを開発し、今年9月より販売を開始すると発表した。
国民年金保険料収納事業の受託システムは、日商エレが開発・販売する債権管理総合システム「ACC(Auto Caall Collection)」をベースに開発したシステム。社会保険庁が民間企業に対し、国民年金保険料の収納業務および免除申請手続きを委託できるようになったことや委託地域拡大を受け、受託システムを開発・販売することにした。コールセンターなど、受託事業者の要求水準の達成や採算面の課題を解決する。
同システムは、未納者データ取り込み機能(DAT対応)、催告書発行機能、電話督励機能(オートダイヤリング機能、リコール予約機能、架電ヒットグラフ表示機能、最多ヒット時間帯表示機能など)、戸別訪問実施登録機能、折衝履歴登録・検索機能、保険料徴収時の入金登録機能、分類機能とオペレータ振り分け機能(未納年数、未納額、年齢、地域など、被保険者情報に基づくデータ分類機能とオペレータ・スキルに応じたデータ割り振り機能)、オペレータごとの条件抽出機能、コールスクリプト機能(国民年金制度、免除手続き、口座振替・クレジットカード納付など、制度・手続きを説明するための電話応対支援機能)、事業報告書作成機能(日次報告、月次報告)、実績データ出力機能(MO対応)などの機能を備えている。
同社は、1985年から金融機関向けに債権管理、債権督促システム、公共料金や保険料の料金徴収・収納システム、テレマーケティング・テレバンキングシステム、営業架電システム、コンタクトセンターシステムを提供している。ACCは民間金融機関の債権管理・債権督促や料金徴収・収納管理業務ノウハウを満載した債権管理総合システム。銀行/JA、クレジット/信販会社、保証会社、サービサー、保険など多くの金融機関、ノンバンクへの納入実績を持ち、業界でのシェアはトップクラス。
価格は、基本パッケージで、サーバーライセンスが1500万円、クライアントライセンス(100ユーザーが2000万円。同社では、初年度1億円の販売を目指す。


PAGE TOP