〔2015/10/29〕沖電気工業、ジェイエスフィットと通販事業者向けのオムニチャネルソリューションで協業

 沖電気工業は、ジェイエスフィット(本社:東京都中央区、松山清一社長)と、通販事業者向けオムニチャネルソリューションについての協業に合意した。本協業により両社は通販事業者に対して、OKIのコンタクトセンターシステムと、ジェイエスフィットの通販基幹システム・ネット通販システムを統合したソリューションの提供を2015年10月より開始し、今後3年間で20億円の売り上げを目指す。
 OKIはコンタクトセンターやATMなど多様なチャネルを持つ強みを活かし、顧客管理のプロセス・ソリューションを統合することで顧客経験価値・満足度を最大化する「統合CRMソリューション」を提唱しており、企業のオムニチャネル対応に注力している。中でもOKIのコンタクトセンターシステム「CTstage®」は国内市場No.1のシェアを誇っており、電話だけでなくWeb、メール、SNSなど複数チャネルの顧客応対を支援している。これまでもコンタクトセンターの重要度が高くかつその需要が拡大している通販市場において、コンタクトセンターシステム、CRMシステム、基幹システム、ネット通販システムを統合したオムニチャネルソリューションを提供してきたが、今回、通販業界における事業拡大をめざし、CTstageと連携する最適な通販基幹システムおよびネット通販システムのパートナーとして、ジェイエスフィットと協業することを決定した。
 ジェイエスフィットは、2015年4月で50周年を迎えた老舗のSIerで、通販事業者向けの基幹システムパッケージソフトの分野では草分け的な事業者。販売開始から20年を超える基幹システムパッケージソフトは専業兼業・商材問わず数多くの通販事業者に導入実績があり、最新パッケージソフトの「C.Nextシリーズ」では、基幹システムとネット通販システムならびに分析システムまで、通販ビジネスを包括して支援するソリューションを提供している。今回、さらなる通販業界へのシェア拡大をめざしてOKIと協業することを決定した。
 今回の協業で提供する統合ソリューションによって、顧客サービスの向上につながるオムニチャネル対応システムの既存通販事業者への短期更改導入、新規の通販事業参入者への短期での事業立上げを支援する。これにより通販利用者にとっても電話・Web・メール等のさまざまなチャネルを自由に利用し最適で均一なサービスを受けることが可能となる。さらに今後は、コンタクトセンターとネット両チャネルのデータを統合した顧客分析などの新規ソリューションを両社で創出することで、通販事業者のさらなる成長に貢献する。


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